【JGPクラシック】ギブミータイトルがJpnI・2勝目! ミリにゃんこ騎手「感謝しかない」
◆第1回JGPクラシック・JpnI(11月4日 武蔵・ダート2000メートル、良)
第1回JGPクラシック(Japan Dirt Grand Prix Classic)は4日、武蔵競馬場で行われ、栗葉競馬の古馬筆頭のギブミータイトルが最後まで猛追を見せ、JpnI 2勝目、SI級競走を含め7勝目。ミリにゃんこ騎手の覚悟の騎乗に最高の形で応えた。次走は未定であるものの、年内にもう1戦することを、管理する蒲生調教師がレース後に明かした。
その末脚は他馬を次々と呑み込んでいった。残り500メートル。ミリにゃんこはギブミータイトルを後方2番手から合間を縫って進出開始。一度ギアが入るとトップスピードを緩めることなく、史上最強馬ブランデンブルクをも呑み込みゴール板を駆け抜けた。「本当によかった。感謝しかない。」と漏らし、人馬で最高の栄誉の美酒に浸った。
「ここは落としてはいけない」と臨んでいた。JGPデーのミリにゃんこ騎手は、3戦し未勝利に終わっていた。腹をくくって末脚に賭ける騎乗でJpnI・2勝目を手にし、「このような素晴らしいメンバーが揃うレースで最高の形を迎えられて、本当にうれしい。」と笑みを浮かべた。
ギブミータイトルは、栗葉競馬場初の重賞勝利馬で、まさに象徴的な勝利となった。下馬評は無敗三冠ブランデンブルクや栗葉最強3歳馬ヤツノオウケンに甘んじていたものの、圧巻の復活劇に関係者も絶賛。Indasto騎手も「こうなってしまう以上、相手がギブミータイトルでよかった」と、コメントを残した。
3歳世代が席巻したJGPデーで、確かな存在感を示したギブミータイトルと栗葉の名手。次走も期待せざるを得ないだろう。(栗葉勝馬瓦版 塚本秀一)